インプラントはなぜダメか?

MOTO

2016年05月25日 14:50

先日、ある患者様から歯を失って、入れ歯にするか、インプラントにするかという相談を受けました。

ご高齢の患者様で、田尻歯科を受診する前、いろんな方に相談したそうです。


ご相談した方は、過去にインプラント治療を受けたという人でした。

結果として、いろんな話を耳にするとインプラント手術が怖くなったとおっしゃいました。



いろんな話とは、インプラント手術で下唇がマヒしたとか、インプラント手術後、すごく腫れて、痛んだとか、インプラント手術後、数年で抜けたとか、こちらが聞いていても、恐怖を感じるだろうなあという話ばかりです。




数年前、インプラントはダメだというような報道が盛んにされました。

そして、都心ではインプラント患者さんが少なくなったそうです。




では、インプラントは本当にダメなのでしょうか?

報道された内容は先ほどの患者様の話とほぼ一緒です。

確かに悪い話ばかり聞くとインプラントはダメというイメージになります。






でも、すべてのインプラント治療にこのような噂が当てはまるのか?



私がインプラント治療に携わったのが、平成元年からです。

当時は今のような素材でも形状でもないインプラントが沢山ありました。

インプラントの過渡期だったのでしょうね。

そのため、大学病院ではインプラント手術の症例数より、一般開業医が手術して、ダメになったインプラントを除去する方が、はるかに多かったのです。




それから20年以上経った今、改めてインプラントがダメだといわれるようになった所以は、なぜでしょうか?



当時はインプラントという製品自体が未成熟だったと個人的には思います。

インプラントの素材も形状も様々で、現在のインプラントとかなり違いがありました。



そして、現在、製品としてのインプラントは完成形となりましたが、様々な口腔内の手術経験が少ない歯医者が、安易にインプラント手術を行うようになり、日本国内のインプラント症例数が増えた結果、相対的に失敗例も増えたのです。





歯がなくなると、やみくもにインプラントを勧める我々歯科医師も、考え方を改めなくてはいけないのかもしれません。





治療方法はケースバイケースです。その患者様ごとに違うと考えます。




かかりつけの歯科医師とよく話し合い、、治療方法のメリットデメリットを加味しながら、熟考して決めるべきだと思います。

そうすれば、インプラントがダメだとか、入れ歯はダメだとかいう一方的な話はないと思うのですがいかがでしょうか?






患者様に安心して治療を受けていただくため、ベストを尽くすのみです。






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