ニュースで興味深い記事を見ました。
香害110番を設置というニュースです。
これは消臭スプレーや制汗剤などに含まれる
人工のにおいで体調不良を訴える人が少なくないとして、
日本消費者連盟が7月26日と8月1日の限定で、
相談窓口「香害110番」を設置するということです。
田尻歯科の口臭外来では、口臭症の治療を行っています。
「におい」には「臭い」と「匂い」がありますが、
臭いは不快なにおいであり、
匂いはそうでない場合に使われます。
香害110番に訴えのあるにおいはきっと臭いの方でしょう。
しかしながら従来、消臭スプレー、制汗剤などのにおいは
匂いを狙って開発されたものだと思います。
人間は感情の動物です。
同じにおいを嗅いでも、ある人は臭いと感じるものが、
他の人には匂いと感じたりします。
口臭も同様で、自分が口臭に敏感になると
他人は気が付いてないくらいの口臭であっても、
自分自身の口臭をすごく臭いものだと感じます。
においは一旦嫌になったり、不快に思うと
とことん気になるものなのですね。