
2021年03月08日
卒乳とむし歯・その2

先週、市が管轄する1歳半の歯科健診を行いました。
その時、気になったのが卒乳時期です。
むし歯予防の観点から卒乳時期について説明します。
哺乳びんの不適切な使用や夜間の授乳によるむし歯は、
前歯を中心に急速かつ広範囲に広がります。
誤解がないように述べますが、
授乳のみでむし歯ができることはありません。
離乳食が始まると、砂糖を含む食品や
果糖などジュースを取り始めます。
この時期は、離乳食も食べるために
むし歯のリスクが高くなります。
特に注意すべきは就寝しながらの授乳です。
就寝中は唾液分泌が減るため、
むし歯ができやすい口内環境となります。
厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」では、
離乳は生後12か月~18か月頃が望ましいといわれています。
むし歯予防の観点から卒乳は、
離乳時期をめどにすることが望まれます。

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