2013年09月09日

歯周病のママは早産になりやすい!?




歯周病のママは早産になりやすいってご存知ですか?



歯周病が早産を誘発するメカニズムは次のように考えられている。

ご存知のように歯周病の原因は歯周病菌です。

口の中に歯周病菌が増えると、免疫のバランスが崩れ、免疫を担当する細胞から血中に

「サイトカイン」という情報伝達物質が出されます。

このサイトカインが出過ぎると炎症が起き、歯肉や歯を支える骨などを破壊する酵素が出やすくなり、

歯周病が進みます。


ところが、妊婦の体内では血中サイトカイン濃度は出産のゴーサインと勘違いされるのです。

サイトカイン濃度が高まると、妊婦の子宮筋を収縮させる“スイッチ”が入ります。

いわゆる陣痛促進剤と同じ役目ですね。

妊婦が歯周病の場合、正期産以前(妊娠37週未満)に血中サイトカイン濃度が高まるため、

子宮筋を収縮させるスイッチが間違って入り、十分に成長していない状態で赤ちゃんを産む早産のリスクが高まります。







チリでは、妊娠9~21週までの400人の妊婦を対象にした臨床試験が行われ、歯周病治療をした群は、

治療しなかった群に比べて早産・低体重児の発現率が約1/5に減ったという報告があります。



妊娠する前に歯周病などのお口の健康診断をするとともに、妊娠後でも歯周病を治療すれば、

低体重児出産のリスクを減らせると考えれれます。

ぜひ、ご結婚が決まったら歯医者さんへ行きましょう。



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Posted by MOTO at 10:11Comments(0)歯科