2011年10月11日

続々続・歯周病と糖尿病

人類の歴史をさかのぼると、氷河期の過酷な飢餓環境に順応すべく、摂取したエネルギーを少しでも

脂肪として蓄えようとする体質の民族がいます。

少量の食料で得たエネルギー(ブドウ糖)を少量のインスリンで中性脂肪に変えるため、

インスリン分泌力が少ない民族です。

この民族はイヌイット、ピマインディアン、そして日本人だといわれといます。

特に歯周病関連で取り上げられるのが、アリゾナ州ピマインディアンです。

現在、世界で最も2型糖尿病(インスリンは出るがその量が相対的に少ないタイプ)が多い民族です。

ピナインディアンは1970年以前、糖尿病がみられない民族でした。

しかし白人が西部に移住し、米国政府より食料供給を受けて、食生活が激変した結果、

人口の50%が糖尿病、90%が高度肥満となりました。

ピマインディアンを対象に2型糖尿病と糖尿病でない人の歯周病発症率を比べると

糖尿病患者さんのほうが2.6倍も歯周病発症率が高いと報告されました。

この結果から歯周病は糖尿病を悪化させるといわれるようになりました。






糖尿病の患者さんは歯周病チェックも必要です。内科と併せて歯科も受診しましょう。





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Posted by MOTO at 15:16Comments(0)歯周病の原因